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極めよ

7月 2nd, 2013 /


煮物。それは日本料理の肝である。
煮物。それは和食の花である。

煮物とほかほかの白米があれば、私はきっと生きていける。私は、日本料理が、和食が、大好きだ。

しかし、困ったことに、私は和食が作れない。大雑把すぎる性格がわざわいして、なんかこう、かったるいのだ。日本料理を自分で作ると、どうしても旨くならない。そのため、自分の好きなときに、自分の好きな和食を作ることができない。これは、大いに嘆かわしいことだと思っている。

しかし、そんな私でも、簡単に旨い日本料理を作ることができる、そんな魔法のようなアイテムがある。私のこの「かったるさ」を解消し、たちまち和食料理を作らせずにはいられないほどの意欲を底上げするもの。

それは、だしつゆである。

だしつゆ。それは日本料理の命である。
だしつゆ。それは和食の要である。

旨いだしつゆがあれば、それは、旨い日本料理があるというのと同じことだ。旨いだしつゆを使って、まずい和食を作るほうが難しいとさえ言える。逆にいえば、だしつゆが旨くなければ、どんなに上手に作ったとしても、それはどこか気の抜けたものになるはずだ。

和食通になるためには、まずだしつゆを極めよという。だしつゆの豊富な種類を使い分け、味わい分けることができてこそ、真の和食の作り手となれるであろう。